nodebrewのインストールと使い方
https://github.com/hokaccha/nodebrew
Node.jsをインストールするツール。 Node.jsインストールするのにわざわざツールをインストールするなんて手間増えてるじゃんと思うけど使っておくといろいろ便利。
- システムにインストールしないので環境汚さなくて済むし管理者権限なしでインストールできる
- Node.jsのバージョン管理ができコマンド一つで違うバージョンに切り替えられる
似たツールでnvm というのがあり☆がnodebrewの数十倍くらいついているけど、一時期zshと相性悪かったらしくQiita上だとnodebrew派の方が多いのか投稿数はnodebrewの方がやや多い。
nodebrewのインストール
curlとperlが入っていればOK。下記のワンライナーを実行するとホームディレクトリに.nodebrew
というディレクトリが作成される。
$ curl -L git.io/nodebrew | perl - setup
PATHの設定。.bashrc
や.zshrc
に追記して設定を再読込する。
export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH
試しに実行してみてhelpが表示されればnodebrewのインストール完了。
$ nodebrew
nodebrew 1.0.1
Usage:
nodebrew help Show this message
以下省略
nodeのインストール
インストール可能なバージョンの一覧を確認。
$ nodebrew ls-remote
v0.0.1 v0.0.2 v0.0.3 v0.0.4 v0.0.5 v0.0.6
v0.1.0 v0.1.1 v0.1.2 v0.1.3 v0.1.4 v0.1.5 v0.1.6 v0.1.7
v0.1.8 v0.1.9 v0.1.10 v0.1.11 v0.1.12 v0.1.13 v0.1.14 v0.1.15
以下省略
ls-remote
で表示されたバージョンを指定してインストールする。
$ nodebrew install <version>
install
だけだとまだ使えなくてuse
で有効化する。
$ nodebrew use <version>
うまくインストールできていればインストールされたバージョンが表示されるはず。
$ node -v
コマンド
install
ビルド済みのバイナリを落としてきてインストールする。
$ nodebrew install <version>
昔はinstall
がソースからインストールでinstall-binary
がバイナリからインストールだったけど変わったらしく、install
がバイナリからインストールに変わって後述のcompile
がソースからインストールになったらしい。
compile
ソースコードからビルドしてインストールする。特別な理由がなければinstall
推奨とのこと。
解凍してmakeしているだけなのでnodebrewの依存の他にビルドするために必要なライブラリも必要なので注意。
引数でconfigure
にオプションが渡せる。
$ nodebrew install <version>
install-binary
install
のエイリアス。
昔はinstall-binary
がバイナリからインストールするコマンドだったけど変わったので下位互換用のエイリアスらしい。
$ nodebrew install-binary <version>
uninstall
インストール済みのNode.jsのアンインストール。
$ nodebrew uninstall <version>
use
使うNode.jsを指定したインストール済みバージョンに切り替える。
$ nodebrew use <version>
list or ls
インストール済みNode.jsの一覧を表示。ls
はlist
のエイリアス。
$ nodebrew list
ls-remote
インストール可能なバージョンの一覧表示。
$ nodebrew ls-remote
ls-all
インストール可能なバージョンとインストール済みのバージョンの表示。
$ nodebrew ls-all
alias
バージョンに別名を付ける。
$ nodebrew alias <key> <value>
# 使用例
$ nodebrew alias hoge v10.15.3
hoge -> v10.15.3
$ nodebrew use hoge
use v10.15.3
unalias
別名を削除。
$ nodebrew unalias <key>
clean
インストール済みのバージョンのインストール時のファイルの削除。
ソースだけではなくtgzもお掃除してくれるのでinstall-binary
でインストールした場合にも効果がある。
$ nodebrew clean <version> | all
selfupdate
nodebrewのアップデート。
$ nodebrew selfupdate
migrate-package
インストール済みの他のバージョンのグローバルインストールパッケージを再インストールする。
内部的には指定したバージョンのグローバルのnode_modules
以下のディレクトリをnpm install -g
の引数に渡して一つづつインストールする感じ。
$ nodebrew migrate-package v8.15.1
exec
インストール済みのバージョンを指定してnodeを実行。useで切り替えなくても実行できる。
$ nodebrew exec <version> -- <command>
# 使用例
$ nodebrew exec v8.15.1 -- node -v
v8.15.1
nodebrewのアンインストール
ホームディレクトリに作成された.nodebrew
ディレクトリを削除すればOK。
ディレクトリを削除できたら.bashrc
や.zshrc
に書いたPATHの設定も削除しておく。